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クリエイトニュース・アーカイブ
タイトル | クリエイトニュース31号 |
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発行日 | 2017年1月 |
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クリエイトニュース31号.pdf 24 | |
画像 |
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巻頭言 | 子育てはじゅんばんこ |
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執筆者 | 結城 栄子 |
更新日 | 2025-05-20 14:51:11 |
巻頭言(文章) |
子育てはじゅんばんこ平成29年酉年がスタートしました。私達クリエイトひがしねの活動拠点でもある「さくらんぼタントクルセンター」も平成17年酉年に開館しました。年月は流れ、めまぐるしく世の中は変化しましたが、いつの日も変わらない子ども達の笑顔がここにはあります。 昨年、全国冒険遊び場づくり協会主催の「第7回冒険遊び場づくり全国研究集会~子どもの遊ぶ笑顔が地域を創生する」へ参加してきました。全国各地のプレーリーダー、プレーワーカーたちとたくさん出会い、たくさん語らってきました。その中で、いま子ども達の遊びは、大人たちの監視の目からのがれることができず、遊ぶ空間も時間も仲間も奪われ、決められていることをこなしているだけの危機的状況にあるとして、「どうせできない」とやる前からあきらめて失敗したくない子、「何すればいいの?」と聞いてくる意思のない子などがあげられました。 けやきホールでは、水の塔を何度挑戦しても登れない子が、くやしくて涙を流しています。また3階から1階へと滑り降りるすべり台で「滑りたい!」「でも怖い!」気持ちは行ったりきたり、10分、20分とすべり台を見つめ自分と格闘しています。 心と体が育つには、自ら考え挑戦し、失敗しながら成功へと歩んでいく。くやしくて泣いて、うれしくて笑って。遊びを通して学びとるこれらの感情は、親が言葉で教えてあげられるものではありません。子どもの遊びを奪うのも保障するのも、まわりの大人です。まずは目の前のその子を認めて、任せてみることから始めてみたいものです。 子育てはじゅんばんこです。“子どもは、人に迷惑をかけながら育つもの。子育ては、人に頼りながらするもの。そして、子育ての知恵は次の世代に引き継ぐもの”。 NPO法人クリエイトひがしね |
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