オレンジリボンフェスタ 2024in やまがた@ひがしね
実行委員長 三浦通夫
<こどもどまんなかフェスタ(報告)>
オレンジリボンフェスタの最大の使命は、テーマに含まれている「つながりあうべ」をなるべく多く実現させることだと考えています。その点で、自主開催となった今回、どれだけの方が協力してくださるだろうかと危惧していました。ところが、それは杞憂に終わりました。昨年の“つながり”が見事に生きていて、出展ブースもステージ出演者も昨年に引けを取りませんでした。また、天候に恵まれて来園者も多く、会場のあちらこちらで歓声が湧いていました。きっと、笑顔の数だけ、新たな“つながり”ができたことでしょう。
ボランティアの方も含めて、ご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。この“つながり”をこれからも宜しくお願いいたします。
オレンジリボンについて
「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。
オレンジリボン運動を通して子どもの虐待の現状を伝え、多くの方に子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。
オレンジリボン運動の起源
2004年、栃木県小山市で3歳と4歳になる二人の可愛らしい兄弟が何度も何度も父親の友人から暴行を受けていました。その顔を見たコンビニの店長さんが警察に通報したのですが、いったんは保護されながら、周囲の諸機関が適切な措置を取らなかったために、9月11日ガソリンスタンドで再び暴行を受け、車の中でもさんざん暴行を受け、息も絶え絶えの状態で、橋の上から川に投げ込まれて幼い命を奪われるという痛ましい事件が起こりました。
2005年、栃木県小山市の「カンガルーOYAMA」という団体が、二度とこのような事件が起こらないようにという願いを込めて、子ども虐待防止を目指してオレンジリボン運動が始まりました。そして、NPO法人「里親子支援のアン基金プロジェクト」が協力し、大きく育てました。
こういった、子どもが虐待を受け、近年、命を失ってしまうという事件が年間60件近く起きています。それだけではありません。虐待を受け、苦しんでいる子どもたちたちがどんどん増え続けています。そして、その苦しさの余り自らの命を絶ってしまう子すらいます。
私たち児童虐待防止全国ネットワークも、このような事件が決して起きてはならないという願いを込めて、2006年からオレンジリボンの総合窓口を担い、全国的に活動を広げようと動き始めました。
手探りで始まったこのオレンジリボン運動は、たくさんの方々のご共感をいただき、子ども虐待の現状に直面する児童福祉の関係者をはじめ、各種団体・企業・個人の皆様へと全国に拡がりつつあります。
出典:児童虐待防止「オレンジリボン運動」より
https://www.orangeribbon.jp/about/orange/