プレーパークとは
プレーパークとは、子どもたちの「やってみたい!」を応援する、自由な遊び場で、子どもたちの遊び心を 引き出しながら、大人も一緒になって人と人をつなぐ所。それが「プレーパーク」です。
ここでは、泥だらけになって遊んだり、木に登ったり、秘密基地を作ったり、焚き火を囲んだり・・・子どもたちが主役になって、遊びを自分で見つけ、創り出します。
子どもたちが安心して思い切り遊べるように、プレーリーダーが環境を整え、みんなの挑戦を応援します。
子どもはもちろん、昔、子どもだった大人も童心にかえって思いっきり遊んでみましょう。
プレーパークの特徴
自発的な遊び:
プレーパークでは、子どもたちが自分自身で遊びを企画し、計画することが奨励されています。大人が遊びを指導するのではなく、子どもたちが主体的に遊ぶことが重視されます。
自然素材や廃材の利用:
プレーパークでは、廃材や自然の素材が使われることが多く、子どもたちは自分のアイデアに基づいて様々な遊具や構造物を作ることができます。これにより、創造力や問題解決能力が育まれます。
安全で自由な環境:
プレーパークは、安全に遊べる環境を提供することを目的としていますが、それと同時にリスクを取りながら遊ぶことも重要視しています。子どもたちは、自分の限界を知り、挑戦する機会を与えられます。
地域社会との連携:
多くのプレーパークは地域のボランティアや団体によって運営されています。地域社会とのつながりが強く、住民が協力して遊び場をサポートすることが基本となっています。目的と効果
プレーパークの目的は、子どもたちが遊びを通じて学び、成長することです。遊びは子どもたちの発達において重要な要素であり、社交性やコミュニケーション能力、創造性を育む場となります。また、プレーパークは、子どもたちだけでなく、地域の家族や大人たちにも開かれた場であり、地域の交流の場ともなります。
このように、プレーパークは単なる遊び場ではなく、子どもたちの成長を支援する重要なコミュニティスペースとも言えます。
プレーリーダーとは
プレーリーダー(Play Leader)は、子どもがいきいきと遊ぶことのできる環境をつくる存在です。子どもの遊び心を引き出しながら、大人も含め人と人をつなぎ、こどもの「やってみたい」という雰囲気をつくります。
子どもの視点に立ち、子どもの気持ちを代弁したり、状況に応じて払わなければならない注意を判断して話しかけたり、地域の人たちとのパイプ役など、子どもの育ちを支える存在です。 遊びの価値に配慮した安全管理も担っています。
冒険遊び場発祥の歴史
冒険遊び場の起源:
プレーパークや冒険遊び場は、1940年代にデンマークのコペンハーゲンで始まりました。この地域では、廃材を利用した遊び場が設けられ、子どもたちは自由に遊ぶことができる環境が整えられました。これが「冒険遊び場」作りの起源とされています。
プレーリーダーの役割:
プレーリーダーは、遊び場において、子どもたちが自発的に遊ぶことを促し、安全に楽しむためのサポートを行います。彼らは遊びを通じて子どもたちの成長を促進し、社会性や創造性を育む重要な役割を果たしています。
国際的な広がり:
プレーパークの概念は、1980年代以降、イギリスやオーストラリアなど、多くの国に広がりました。これに伴い、プレーリーダーの教育や養成が行われるようになり、専門的な研修プログラムも設けられています。
日本におけるプレーリーダーの導入
日本では、1980年代から1990年代にかけて、これらの理念が導入されました。特に、「冒険遊び場」や「プレーパーク」という形での展開が進み、地域社会と連携しながら、プレーリーダーが活動する場が増えてきています。
このように、プレーリーダーは、子どもたちがより良い遊びの体験を得られるように、多様なスキルを持ってサポートを行う存在として、今後も重要な役割を担っていくことでしょう。
遊び場づくり支援団体
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日本冒険遊び場づくり協会 2
日本冒険遊び場づくり協会は、1999年に設立され、子どもが自由に遊ぶことができる「冒険遊び場」を地域で創出する活動を行っています。この協会の主な目的は、子どもたちが自らの責任で無邪気に遊び、成長するための環境を整えることです。具体的には、遊び場の設計や運営のノウハウを提供し、子ども観や遊び観を広める活動を通じて、地域社会における遊びの重要性を訴えています。 -
ひがしね あそびあランド 4
「ひがしね あそびあランド」は、山形県東根市にある子ども向けの遊び場で、自然に囲まれた環境で「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーとしています。この施設は、様々な遊びのゾーンで構成されており、特に大型ネット遊具やふわふわドームなどが子どもたちに人気です。 プレーイリーダーの養成に力を入れています。