クリエイトニュース・アーカイブ
タイトル | クリエイトニュース18号 |
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発行日 | 2012年6月 |
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クリエイトニュース18号.pdf 20 | |
画像 |
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巻頭言 | わらべうたと子育て |
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執筆者 | 菊地 和博 |
更新日 | 2025-05-20 15:59:48 |
巻頭言(文章) |
わらべうたと子育て最近ある新聞に山形市漆山の「親子わらべうた教室まめでっぽう」の紹介がありました。その教室を主宰している加藤美さんのお話では子どもがベソをかきそうなときや駄々をこねたとき、なかなか起きられないときに、わらべ歌(童謡)を口づさんで上げれば、子どもは不思議と素直になるというのです。そして加藤さんはわらべ歌を暮らしの中に取り入れたら、子育てはもっと楽しくなるでしょうと語ります。 加藤さんは教室で必ず伝えるわらべ歌があるといいます。「いもむしごろごろ」と歌いながら床をころがり、最後の「ひょうたんぽっくりこ」の節に合わせて立ち上がる。こうすると、「ころびっぱなしの人生にならないようにという先人の思いが知らず知らずのうちに体にしみこんでいく」と言います。そういえば「とーんびとんび」「びっきどのびっきどの」などのわらべ歌には生き物たちへのいたわり、いつくしみがあふれ出ています。 期せずして私たちは昨年『ひがしね伝承子どもの唄とあそび』を発行しました。加藤さんはこの本の存在を知らないと思いますが、内容を知ったら小躍りしてよろこんでくれるのではと思います。古くから子育てに伝えられてきた知恵を活かしながら、子どもたちにはその心も伝えていきたいものですね。 理事長 菊地 和博 |
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