クリエイトニュース・アーカイブ
タイトル | クリエイトニュース32号 |
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クリエイトニュース32号.pdf 16 | |
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巻頭言 | 子育てのよろこび |
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執筆者 | 丹野 久江 |
更新日 | 2025-05-20 14:49:22 |
巻頭言(文章) |
子育てのよろこび思えば13年前、さくらんぼタントクルセンターの開館の日、私たちは、遊び空間併設の地域子育て支援拠点としての子育て支援センターを東根市から受託し、その運営に着手した。この仕事は、東根全市民からの受託だという自覚をもって、市民の子育てをどう支援したらいいのかを真剣に模索しはじめた。 毎日、来館の親子をお迎えして、この人たちが求めているものは何かを考え続けた。子育ての不安、思うようにいかないあせり、孤育の悩ましさ、いい子育ての追い求め等々を感じとりながら、子どもと遊び、親たちと語り合う時間の流れの中で、親たちの顔から不安の薄らぎ、心のゆとりのとり戻しを見出せるようになった。こうした関わりが私たちにひらめきを誘いだしてくれたのだ。 「子どもはいつの時間でもすべて成長の時間だ」。ふだん、育児行動にふり回されている親はそのことになかなか気づけない。その成長を感じとったとき、親の顔に喜びがあふれる。子育ての喜びはこの世の極上の喜びかもしれない。そして、この親の喜びこそが、子どもの日々の成長の栄養源なのだ。 子育て支援センターは「親が子育ての喜びを実感できる空間」となることが必須!それ以来、私たちはこの空間づくりを一途に目指して、職員一人ひとりが企画の知恵、対応の姿勢、対話の技、そして親の心、子の心をしっかり感じとめる感性みがきに努め合う日々を送っている。 いま外では、草木が一斉に深緑を噴きあげている。少子時代の子育て力もこの勢いをもたねば・・と、ふと思う。 タントクルセンター 子育てセンター長 |
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