クリエイトニュース・アーカイブ
タイトル | クリエイトニュース42号 |
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発行日 | 2020年9月 |
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クリエイトニュース42号.pdf 20 | |
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巻頭言 | Withコロナ時代の子育て支援 |
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執筆者 | 村山 恵子 |
更新日 | 2025-05-20 14:00:08 |
巻頭言(文章) |
Withコロナ時代の子育て支援新型コロナの感染拡大により、さまざまな分野に影響が出ていますが、私たちは"子どもの育ち"に与える影響を心配しています。国立成育医療研究センターが実施した「コロナ×こどもアンケート」の結果によると、全体の72%の子どもたちに何らかのストレス反応がみられるとのことです。ただその中で、ストレス反応に気づいている親はたった23%と大変少なく、ストレスが長引くと、適応障害やうつ病等の心身に症状が現われてくるという結果を知りました。 小中学校の長期休校による学習の遅れを取り戻すために夏休みが短縮され、また、子どもたちが楽しみにしている夏祭りや花火大会、恒例のイベント等が次々と中止に追い込まれ、子どもでなくとも滅入ってしまいます。このような状況において、私たちにできることは、親御さんたちに「ストレスを抱えながら生活している子どもの存在に気づいてもらうこと」と、「身も心もストレスを開放できる場(安心できる居場所)をつくること」ではないかと考えています。 子どもが子どもらしく過ごせる空間があれば、子どもは自ら考え、育つ力をもっているのです。そのことはあそびあランドとタントクルセンターで遊び育つ子どもたちからたくさん学ぶことが出来ました。 子どもに関わる身近な大人が子どもの発達のこと、自由な遊びの大切さ、子どもへの関わり方を工夫するきっかけを知るために、コロナ禍における学びの場として「オンライン連続講座」を企画しました(詳細は4面)。withコロナ時代を生き抜くためには、子どもが安心できる居場所を生みだす必要があります。これからも子どもにとって最善の利益(well-being)とは何か?子どもを取り巻く身近な大人の方々と一緒に考える機会をつくり、0歳の乳児から思春期までの子どもたちの育ちをあたたかく見守る"まなざし"をもつ大人を増やしていきたい!Withコロナには、「ソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)」が必要ですが、「心の距離」は離れないよう、スタッフ一同、日々の活動に取り組んでいます。 NPO法人クリエイトひがしね |
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